城壁の上からの見事な眺め

トルの旧市街は、12世紀から14世紀にかけて建築され、中世都市が最も良い状態で保存されている地中海都市の1つです。その城壁とたくさんの教会、そして周りの素晴らしい環境は、1979年にUNESCOの世界自然文化遺産に登録されました。コトル、その中でも特に旧市街を訪れると誰でも、その素晴らしい町の風景に感嘆してしまいます。その城壁は4.5kmの長さで、場所によっては高さが20メートルにも及び、2メートルから16メートルの厚みがあります。その現在の形は15〜18世紀からヴェネチア統治時代にまでさかのぼります。

旧市街の中でも1番魅力的なのは、海面レベルから260メートルの高さにある聖イヴァン要塞まで続いている城壁です。てっぺんまで登るのは簡単ではありませんが、それでも多くの人が頂上を目指して城壁を登ります。てっぺんから見下ろすコトルの町と湾の眺めは最高です。

城壁の上から見た
旧市街とコトル湾

コトルの主な見所は、町の聖職者である聖トリプンの大聖堂です。それは1166年に建てられ、1979年の地震後に完全に修復されました。大聖堂の中には、14世紀のフレスコ画と、コトルとヴェニスの宝石の詰まった贅沢な金庫があります。大聖堂に加え、旧市街には12世紀から20世紀の間の建築の遺物がたくさんあります。1195年の聖ルケ教会、15世紀のフレスコ画で飾られた12世紀の聖アナ教会、1221年のサンタマリア・コレギアータ教会、20世紀の初頭の、豊かなイコンを持つギリシャ正教の聖ニコラ教会などです。

町で特徴的なのは、広々とした広場と、コトル出身貴族−ドラーゴ、ビザンティ、ピーマ、グルグリーナなどの家族の数多くの宮殿です。モンテネグロ海洋博物館は、グルグリーナ宮殿内にあります。町の中心の広場であるアーム広場には、16世紀に作られたという大きな時計台があります。中世にその時計台の下には、さらし台があったということです。

ぺラストの町の沖に浮かぶ
美しい2つの島と教会

 

「ぺラスト」はコトルの近くに位置する小さな町で、アドリア海のこの地域では最も良く保存されたバロック様式の例が見られます。その町の多くの貴族の宮殿や教会は、造船業と貿易産業の発展のおかげで17世紀から18世紀に建てられました。ブイコヴィッチ宮殿は、今ではぺラスト町の博物館となっています。

ぺラストからは、2つの魅力的な島が見渡せます。「ゴスパ・スクルピェラ島」は、人工的に岩の周りに石を打って作った島です。聖母マリア教会は1630年に建てられ、トリポ・ココリャによってペイントされました。「聖ジョージ」は自然の島で、12世紀のベネディクト修道会に帰するものです。

 

アクセス
「コトル」まで
ポドゴリッツァからバスで約1時間半〜2時間
料金6ユーロ

「ぺラスト」まで
コトルからリサン行きのミニバス(1時間に2本ほど運行)に乗り、途中で下車

 

アーム広場の大きな時計台
聖トリプン大聖堂
Copyright(C) 2013 Monte Do